死にぞこないの青


眠れずに朝が来た。
今日はおばあちゃん家に行く日だ。

何もかもふわふわと浮いているようなそんな日々である。何かに夢を見ている。わくわくしてる。だけど怯えてる。

いつだって怯えてる。何をするにも。良くないことが起きてしまわぬようにと決めた輪から出ないようにして。

乙一さんの死にぞこないの青という小説を今さっき読み終えたのだけれど、とても好きな一冊になった。
乙一さんの本を読んでいていつも思うのだけれど残酷な話であってもなぜかすーっと読めてしまう。きっと乙一さんは素直で真っ直ぐな人なのだろうなと勝手に思っている。

もし、私がどんな人間か知りたいのなら、死にぞこないの青を読むことをすすめる。
主人公であるマサオくんに全て、深く共感出来た。もちろん、マサオくんの性格だけが私の性格ではないけれど。死にぞこないの青を読んですぐ、幼き自分を思い出した。

私という人間を作り上げた基本がマサオくん(性格)なのである。

今でもその性格は続いてる。少しはましになったけれど。

死にぞこないの青は共感出来るだけでなくストーリも好きだ。最後の終りも。なんだか清々しい気持ちになった。

短い本だから死ぬまでに何度も読み返すのだろうな。

次は何を読もうか。
こないだ私が密かに好きな映画、青い鳥の本を買った。文庫じゃないから読みにくいけど、それを読んでみようかなと考えてる。

たいがい映画になって良い作品は本で読むとさらに良い。まぁ期待はしないけれど。

お腹すいた。
少し寝て冷凍のたこ焼きを食べよう。

それでは少し、お休みします。はは